耐熱,ウレタン,樹脂,断熱,船底,水性など塗装塗料の種類,ペイント,塗膜,プライマー,乾燥方法等

 

ポットライフ/ホールドペイント/メタリックエナメル



塗料用語において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている用語のうち、『ポットライフ』、『ホールドペイント』、『メタリックエナメル』のJIS規格における定義その他について。

塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『ポットライフ』、『ホールドペイント』、『メタリックエナメル』などの用語が定義されています。

塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 a)塗料及びその組成、構成、製造、性質 】


分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質

番号: 1100

用語: ポットライフ

定義:
幾つかの成分に分けて供給される塗料を混合した後、使用できる最長の時間。
JIS K 5600-2-6 参照。
(※1)

対応英語(参考):
pot life


分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質

番号: 1101

用語: ホールドペイント

定義:
船倉の内部を塗る塗料。

対応英語(参考):
hold paint


分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質

番号: 1102

用語: メタリックエナメル

定義:
塗膜の中で、金属光沢がランダムな方向から見えるように作ったエナメル
(※2)
ラッカーエナメル、アクリル樹脂エナメル、アミノアルキド樹脂エナメルなどの、幾分透明性のあるものに、ノンリーフィング形のアルミニウムペーストを混入して作る。

対応英語(参考):
metallic enamel,
metallic paint,
metallic pigment paint


(※1)
JIS K 5600-2-6 は、以下のJIS規格になります。

JIS K 5600-2-6
塗料一般試験方法−第2部:塗料の性状・安定性−第6節:ポットライフ

(※2)
各種のエナメルに関しては、以下などのJIS規格があります。

JIS K 5572
フタル酸樹脂エナメル

JIS K 5582
塩化ビニル樹脂エナメル

JIS K 5654
アクリル樹脂エナメル

JIS K 5572(フタル酸樹脂エナメル)では、一般機器、建具などの塗装の上塗りに用いるフタル酸樹脂エナメルについて規定されています。
フタル酸樹脂エナメルは、有色の塗装に適する酸化乾燥性の液状塗料で、乾性油変性フタル酸樹脂を主な塗膜形成要素とし、空気酸化による自然乾燥で塗膜を形成するようにしたものです。
フタル酸樹脂エナメルは、乾性油変性フタル酸樹脂を混合炭化水素系溶剤に溶かして作ったワニスに、顔料を分散して作ります。

JIS K 5582(塩化ビニル樹脂エナメル)では、コンクリート・モルタル・スレート・木材などの塗装に用いる塩化ビニル樹脂エナメルについて規定されています。
エナメルには、ホルムアルデヒド系防腐剤、ユリア系樹脂、フェノール系樹脂及びメラミン系樹脂のいずれをも含まないとされます。
エナメルは、液状・有彩・不透明・揮発乾燥性の塗料で、ポリ塩化ビニル樹脂を主な塗膜形成要素とし、はけ塗り又は吹付け塗りで用い、自然乾燥で比較的短時間に有色・不透明の塗膜を形成するようにしたものです。
エナメルはポリ塩化ビニル樹脂に可塑剤を加え、溶剤に溶かして作ったビヒクルに顔料を分散して作ります。

JIS K 5654(アクリル樹脂エナメル)では、主として建築物のコンクリート、セメントモルタル素地、セメントかわら、セメント系建材などに用いるアクリル樹脂エナメルについて規定されています。
エナメルには、ホルムアルデヒド系防腐剤、ユリア系樹脂、フェノール系樹脂及びメラミン系樹脂のいずれをも含まないとされます。
エナメルは、液状・有彩・不透明・揮発乾燥性の塗料で、熱可塑性アクリル樹脂を主な塗膜形成要素とし、吹付け塗り・はけ塗りなどによって、自然乾燥で比較的短時間に有色・不透明の塗膜を形成するようにしたものです。