メラミン樹脂塗料/焼付け塗料/油性塗料/容器の中での状態
塗料用語において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている用語のうち、『メラミン樹脂塗料』、『焼付け塗料』、『油性塗料』、『容器の中での状態』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『メラミン樹脂塗料』、『焼付け塗料』、『油性塗料』、『容器の中での状態』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 a)塗料及びその組成、構成、製造、性質 】
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1103
用語: メラミン樹脂塗料
定義:
メラミンとホルムアルデヒドとの縮合物又はそのアルキルエーテル化物を塗膜形成要素とする塗料。
対応英語(参考):
melamine resin coating,
melamine coating
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1104
用語: 焼付け塗料
定義:
生地に塗ってから加熱して塗膜が形成できるように作った塗料。
加熱の温度は、通常100℃以上とする。
ASTM、BS では強制乾燥(66℃以下)より高い温度とする。
対応英語(参考):
baking finish
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1105
用語: 油性塗料
定義:
塗膜形成要素の主成分が乾性油(※1)である塗料の総称。
対応英語(参考):
oil paint
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1106
用語: 容器の中での状態
定義:
塗料を容器に入れて貯蔵した後の状態。
顔料を含む塗料では、かき混ぜるか練り混ぜるかしてみて、一様な状態になればよいとする。
JIS K 5600-1-1 参照。
対応英語(参考):
condition in container
(※1)
乾性油とは、薄膜にし空気中に置くと、酸素を吸収して酸化し、これに伴って重合が起こって固化し、塗膜を形成する脂肪油のことです。
一般に、よう素価130以上のものをいい、あまに油(あまに種子から得られる液状植物油で、リノレン酸を主成分とし、乾性油の代表的な油脂)、シナきり油などがあります。
なお、液状の脂肪油で、空気中で乾燥せず、一般によう素価100以下の脂肪油のことを、不乾性油といいます。
不乾性油には、ひまし油、つばき油、なたね油、オリーブ油などがあります。
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