オイルサーフェーサー/オイルパテ/オイルプライマー
塗料用語において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている用語のうち、『オイルサーフェーサー』、『オイルパテ』、『オイルプライマー』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『オイルサーフェーサー』、『オイルパテ』、『オイルプライマー』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 a)塗料及びその組成、構成、製造、性質 】
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1018
用語: オイルサーフェーサー
定義:
ラッカーエナメル塗り、フタル酸樹脂エナメル塗りなどの塗装の際の中塗りに適する、液状・不透明・酸化乾燥性の塗料で、乾性油と樹脂とを主な塗膜形成要素とし、自然乾燥で用いる。
塗膜は研ぎやすいのが特徴である。
短油ワニスに顔料を分散して作る。
JIS K 5591(※1) 参照。
対応英語(参考):
oil surfacer
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1019
用語: オイルパテ
定義:
ラッカーエナメル塗り、フタル酸樹脂エナメル塗りなどの塗装の際の下塗りに適する、ペースト状・不透明・酸化乾燥性の塗料で、乾性油と樹脂とを主な塗膜形成要素とする。
塗膜は研ぎやすいことが特徴である。
短油ワニスに顔料を分散して作る。
JIS K 5591(※1) 参照。
対応英語(参考):
oil putty
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1020
用語: オイルプライマー
定義:
ラッカーエナメル塗り、フタル酸樹脂エナメル塗りなどの塗装の際の地肌塗りに適する、液状・不透明・酸化乾燥性の塗料で、乾性油と樹脂とを主な塗膜形成要素とし、自然乾燥で塗膜を形成する。
油ワニスに顔料を分散して作る。
JIS K 5591(※1) 参照。
対応英語(参考):
oil primer
(※1)
JIS K 5591 は、以下のJIS規格になります。
JIS K 5591
油性系下地塗料
この規格では、エナメル塗装の際の下塗り又は中塗りに用いる油性系下地塗料について規定されています。
油性系下地塗料は、油ワニスに顔料を分散させた不透明・酸化乾燥性の液状又はペースト状の塗料で、自然乾燥で塗膜を形成します。
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