アクリル樹脂塗料/亜酸化鉛さび止めペイント/油ワニス
塗料用語において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている用語のうち、『アクリル樹脂塗料』、『亜酸化鉛さび止めペイント』、『油ワニス』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『アクリル樹脂塗料』、『亜酸化鉛さび止めペイント』、『油ワニス』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 a)塗料及びその組成、構成、製造、性質 】
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1001
用語: アクリル樹脂塗料
定義:
アクリル酸又はメタクリル酸の誘導体を重合して得た樹脂を塗膜形成要素として用いて作った塗料。
JIS K 5653、JIS K 5654(※1) 参照。
対応英語(参考):
acrylic resin coating,
acrylic coating
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1002
用語: 亜酸化鉛さび止めペイント
定義:
さび止め顔料として亜酸化鉛を用いて作った、鉄鋼のさび止め地肌塗り用の塗料。
JIS K 5623(※2) 参照。
対応英語(参考):
lead suboxide anticorrosive paint
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1003
用語: 油ワニス
定義:
塗膜形成要素として、乾性油と樹脂又はビチューメンなどを用い、加熱融合して炭化水素系溶剤でうすめて作った塗料。
溶剤の蒸発、乾性油の酸化とこれに伴う重合とによって、乾燥する。
樹脂又はビチューメンに対する乾性油の比の大小によって、長油ワニス・中油ワニス・短油ワニスに分ける。
対応英語(参考):
oleoresinous varnish,
oil varnish
(※1)
JIS K 5653 及び JIS K 5654 は、以下のJIS規格になります。
JIS K 5653
アクリル樹脂ワニス
JIS K 5654
アクリル樹脂エナメル
(※2)
JIS K 5623 は、以下のJIS規格になります。
JIS K 5623
亜酸化鉛さび止めペイント
この規格では、屋外における大形鉄鋼製品、鉄鋼構造物などの地肌塗りに用いる亜酸化鉛さび止めペイントについて規定されています。
この規格で規定する亜酸化鉛さび止めペイントは、酸化による自然乾燥の液状塗料ではけ塗り又は吹付け塗りに適し、亜酸化鉛さび止め顔料とし、ボイル油又はフタル酸樹脂ワニスに分散させて作ります。
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