コンシステンシー/さび止めペイント/サンジングシーラー
塗料用語において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている用語のうち、『コンシステンシー』、『さび止めペイント』、『サンジングシーラー』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『コンシステンシー』、『さび止めペイント』、『サンジングシーラー』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 a)塗料及びその組成、構成、製造、性質 】
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1043
用語: コンシステンシー
定義:
液体を変形するときに起こる力学的抵抗。
液体の流動には、粘性流動、塑性流動、チキソトロピー、ダイラタンシーなどがあって、抵抗の状態に違いがある。
定量的には、応力-ずり速度曲線を用いて粘度、粘度変化、降伏値などで表すことができる。
対応英語(参考):
consistency
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1044
用語: さび止めペイント(※1)
定義:
金属素地を腐食から守るために用いる塗料。
さび止め顔料と塗膜形成要素との相互の作用で、さび止め効果を現すものと、塗膜形成要素自体のさび止め効果によるものとがある。
前者には、用いるさび止め顔料の名称を付けて呼ぶのが通例である。
対応英語(参考):
anticorrosive paint,
rust inhibiting paint,
anti-corrosive composition
分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質
番号: 1045
用語: サンジングシーラー
定義:
木材のクリヤラッカー塗装の際の中塗りに適する液状・半透明・揮発乾燥性の塗料で、硝酸セルロースを主な塗膜形成要素とし、自然乾燥で研磨しやすい塗膜を形成する。
硝酸セルロース、樹脂、可塑剤などを溶剤に溶かして作ったビヒクルに、ステアリン酸塩などを分散して作る。
JIS K 5533 参照。(※2)
対応英語(参考):
sanding sealer
(※1)
JIS規格に規定される、さび止めペイント(サビ止めペイント)には、以下などがあります。
JIS K 5621
一般用さび止めペイント
JIS K 5622
鉛丹さび止めペイント
JIS K 5623
亜酸化鉛さび止めペイント
JIS K 5624
塩基性クロム酸鉛さび止めペイント
JIS K 5625
シアナミド鉛さび止めペイント
JIS K 5627
ジンククロメートさび止めペイント
JIS K 5628
鉛丹ジンククロメートさび止めペイント
JIS K 5629
鉛酸カルシウムさび止めペイント
JIS K 5674
鉛・クロムフリーさび止めペイント
(※2)
JIS K 5533 は、以下のJIS規格になります。
JIS K 5533
ラッカー系シーラー
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