耐熱,ウレタン,樹脂,断熱,船底,水性など塗装塗料の種類,ペイント,塗膜,プライマー,乾燥方法等

 

シアナミド鉛さび止めペイント/色数/下塗り塗料/シーラー



塗料用語において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている用語のうち、『シアナミド鉛さび止めペイント』、『色数』、『下塗り塗料』、『シーラー』のJIS規格における定義その他について。

塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”a)塗料及びその組成、構成、製造、性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『シアナミド鉛さび止めペイント』、『色数』、『下塗り塗料』、『シーラー』などの用語が定義されています。

塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 a)塗料及びその組成、構成、製造、性質 】


分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質

番号: 1046

用語: シアナミド鉛さび止めペイント

定義:
サビ止め顔料としてシアナミド鉛を用いて作った、鉄鋼のさび止め地肌塗り用の塗料。
JIS K 5625 参照。

対応英語(参考):
lead cyanamide anticorrosive paint


分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質

番号: 1047

用語: 色数

定義:
透明製品の色の濃さを表すために規定した数値。
よう素色数、ガードナー色数
(※1)などがある。
JIS K 5600-2-1 参照。

対応英語(参考):
color number (colour number)


分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質

番号: 1048

用語: 下塗り塗料

定義:
塗料を塗り重ねて塗装仕上げをするときの下塗りに用いる塗料。
塗装系に対する素地の影響を防止し、付着性を増加させるために用いる。
備考1.
ISO 用語規格では、”undercoat”と”intermediatecoat”とは同じ定義で、”地肌塗り(priming coat)”と”上塗り(finishing coat)”との間の塗料(coat)をいう。
また、”priming coat”は、素地に塗る塗装系の最初の塗料(coat)をいう。
備考2.
BS 用語規格及びCEDでは、”undercoat”は、上塗り塗料を塗る前に、目止め、肌直し、地肌塗りなどを行った素地面、又は素地調整を行った旧塗膜面に塗装される塗料をいう。

対応英語(参考):
undercoat,
priming coat


分類: 塗料用語 > a)塗料及びその組成、構成、製造、性質

番号: 1049

用語: シーラー(※2)

定義:
素地の多孔性による塗料の過度の吸収や素地からの浸出物による塗膜の劣化などの悪影響が、上層の塗膜に及ぶのを防ぐために用いる素地塗り用の塗料。

対応英語(参考):
sealer,
sealing coat,
size


(※1)
ガードナー色数とは、油、油ワニス、クリヤラッカーなどの色の濃さ(暗さ)を表すのに用いる色番号の一種です。

(※2)
シーラーに関連するJISには以下などがあります。

JISK5533
ラッカー系シーラー

JISK5663
合成樹脂エマルションペイント及びシーラー