耐熱,ウレタン,樹脂,断熱,船底,水性など塗装塗料の種類,ペイント,塗膜,プライマー,乾燥方法等

 

ぜい化(脆化)/促進黄色度/耐アルカリ性/耐塩水性/耐揮発油性



塗料用語において、”b)塗膜及びその性質”に分類されている用語のうち、『ぜい化(脆化)』、『促進黄色度』、『耐アルカリ性』、『耐塩水性』、『耐揮発油性』のJIS規格における定義その他について。

塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”b)塗膜及びその性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『ぜい化(脆化)』、『促進黄色度』、『耐アルカリ性』、『耐塩水性』、『耐揮発油性』などの用語が定義されています。

塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 b)塗膜及びその性質 】


分類: 塗料用語 > b)塗膜及びその性質

番号: 1544

用語: ぜい化(脆化)

定義:
時間の経過に伴って、塗膜が柔軟性を失って小さな細片に容易に分解するようになる現象。

対応英語(参考):
brittleness


分類: 塗料用語 > b)塗膜及びその性質

番号: 1545

用語: 促進黄色度

定義:
白塗料及び透明塗料について、時日の経過で塗膜が黄変する傾向を試験するために、塗膜を湿度の高い暗所において黄変を促進させ、測色して、色の三刺激値から黄色さを求め、これを促進黄色度の値とする。
黄色促進には、アンモニアの蒸気に触れさせたり、紫外線を照射するなどの方法もある。

対応英語(参考):
accelerated yellowness


分類: 塗料用語 > b)塗膜及びその性質

番号: 1546

用語: 耐アルカリ性

定義:
アルカリの作用に対して変化しにくい塗膜の性質。
JIS K 5600-6-1 参照。
(※1)

対応英語(参考):
alkaliproof,
alkali resistance


分類: 塗料用語 > b)塗膜及びその性質

番号: 1547

用語: 耐塩水性

定義:
食塩水の作用に対して変化しにくい塗膜の性質。
JIS K 5600-6-1 参照。
(※1)

対応英語(参考):
salt water resistance


分類: 塗料用語 > b)塗膜及びその性質

番号: 1548

用語: 耐揮発油性

定義:
揮発油の作用に対して変化しにくい塗膜の性質。
JIS K 5600-6-1 参照。
(※1)

対応英語(参考):
gasoline resistance


(※1)
JIS K 5600-6-1 は、以下のJIS規格になります。

JIS K 5600-6-1
塗料一般試験方法−第6部:塗膜の化学的性質−第1節:耐液体性(一般的方法)

この規格は、塗料、ワニス及び関連製品のサンプリング及び試験を取り扱う一連の規格の一つであり、液体の作用に対する、塗料又は関連製品の単一塗膜または多層塗膜系の抵抗性(耐性)を測定するための一般的方法について規定されています。