耐熱,ウレタン,樹脂,断熱,船底,水性など塗装塗料の種類,ペイント,塗膜,プライマー,乾燥方法等

 

耐沸騰水性/耐薬品性/耐油性/耐溶剤性



塗料用語において、”b)塗膜及びその性質”に分類されている用語のうち、『耐沸騰水性』、『耐薬品性』、『耐油性』、『耐溶剤性』のJIS規格における定義その他について。

塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”b)塗膜及びその性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『耐沸騰水性』、『耐薬品性』、『耐油性』、『耐溶剤性』などの用語が定義されています。

塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 b)塗膜及びその性質 】


分類: 塗料用語 > b)塗膜及びその性質

番号: 1559

用語: 耐沸騰水性

定義:
塗膜が沸騰水に浸しても変化しにくい性質。
耐沸騰水試験では、試験片を沸騰水に浸して、塗膜のしわ、膨れ、割れ、はがれ、つやの減少、曇り、白化、変色などの有無・程度を調べる。

対応英語(参考):
boiling water resistance


分類: 塗料用語 > b)塗膜及びその性質

番号: 1560

用語: 耐薬品性

定義:
塗膜が酸、アルカリ、塩などの薬品の溶液に浸しても変化しにくい性質。
耐薬品試験では、試験片を規定の溶液に浸して、塗膜のしわ、膨れ、割れ、はがれなど、また、色、つやの変化、膨潤、軟化、溶出などの変化の有無を調べる。
JIS K 5600-6-1 参照。
(※1)

対応英語(参考):
chemical resistance


分類: 塗料用語 > b)塗膜及びその性質

番号: 1561

用語: 耐油性

定義:
塗膜が油類に浸しても変化しにくい性質。
耐油試験では、試験片を規定の油に浸し、塗膜のしわ、膨れ、割れ、はがれなど、また、色、つやの変化、粘着性の増加、膨潤、軟化、溶出などの変化、更に油の着色、濁りの有無を調べる。
JIS K 5600-6-1 参照。
(※1)

対応英語(参考):
oil resistance


分類: 塗料用語 > b)塗膜及びその性質

番号: 1562

用語: 耐溶剤性

定義:
塗膜が溶剤に浸しても変化しにくい性質。
耐溶剤試験では、試験片を規定の溶剤に浸し、塗膜のしわ、膨れ、割れ、はがれなど、また、色、つやの変化、粘着性の増加、膨潤、軟化、溶出などの変化、更に液の着色、濁りの有無・程度を調べる。
JIS K 5600-6-1 参照。
(※1)

対応英語(参考):
solvent resistance


(※1)
JIS K 5600-6-1 は、以下のJIS規格になります。

JIS K 5600-6-1
塗料一般試験方法−第6部:塗膜の化学的性質−第1節:耐液体性(一般的方法)