耐熱,ウレタン,樹脂,断熱,船底,水性など塗装塗料の種類,ペイント,塗膜,プライマー,乾燥方法等

 

エポキシ樹脂/塩化ゴム樹脂,塩素化ゴム/乾性油/魚油



塗料用語において、”c)塗膜形成要素及びその性質”に分類されている用語のうち、『エポキシ樹脂』、『塩化ゴム樹脂,塩素化ゴム』、『乾性油』、『魚油』のJIS規格における定義その他について。

塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”c)塗膜形成要素及びその性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『エポキシ樹脂』、『塩化ゴム樹脂,塩素化ゴム』、『乾性油』、『魚油』などの用語が定義されています。

塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 c)塗膜形成要素及びその性質 】


分類: 塗料用語 > c)塗膜形成要素及びその性質

番号: 2009

用語: エポキシ樹脂

定義:
分子中にエポキシ基を2個以上含む化合物を重合して得た樹脂状物質。
エピクロルヒドリンとビスフェノールとを重合して作ったものなどがある。

対応英語(参考):
epoxy resin,
epoxy resins


分類: 塗料用語 > c)塗膜形成要素及びその性質

番号: 2010

用語: 塩化ゴム樹脂,塩素化ゴム

定義:
天然又は合成ゴムに塩素を作用させて作られる樹脂。

対応英語(参考):
chlorinated rubber resin,
chlorinated rubber


分類: 塗料用語 > c)塗膜形成要素及びその性質

番号: 2011

用語: 乾性油

定義:
薄膜にし空気中に置くと、酸素を吸収して酸化し、これに伴って重合が起こって固化し、塗膜を形成する脂肪油。
一般に、よう素価130以上のもの。
あまに油
(※1)、シナきり油など。

対応英語(参考):
drying oil


分類: 塗料用語 > c)塗膜形成要素及びその性質

番号: 2012

用語: 魚油

定義:
いわし、にしん、いかなどの魚体又は内臓から採った脂肪油。
高度不飽和脂肪酸を含む。

対応英語(参考):
fish oil,
marine oil


(※1)
あまに油とは、あまに種子(含油分35〜40%)から得られる液状植物油のことです。
リノレン酸を主成分とし、乾性油の代表的な油脂です。
あまに種子は、カナダ、アルゼンチンなどの寒帯地域で生産され、塗料、印刷インキ、油ワニス、リノリウムなどに用いられます。
生あまに油、精製あまに油、ノンブレークあまに油などがあります。