耐熱,ウレタン,樹脂,断熱,船底,水性など塗装塗料の種類,ペイント,塗膜,プライマー,乾燥方法等

 

シリコーン樹脂/水溶性ゴム/水溶性樹脂/スタンド油



塗料用語において、”c)塗膜形成要素及びその性質”に分類されている用語のうち、『シリコーン樹脂』、『水溶性ゴム』、『水溶性樹脂』、『スタンド油』のJIS規格における定義その他について。

塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”c)塗膜形成要素及びその性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『シリコーン樹脂』、『水溶性ゴム』、『水溶性樹脂』、『スタンド油』などの用語が定義されています。

塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 c)塗膜形成要素及びその性質 】


分類: 塗料用語 > c)塗膜形成要素及びその性質

番号: 2025

用語: シリコーン樹脂

定義:
有機シリコーン重合体又はその変性品を主成分とするシロキサン基を含む合成樹脂。

対応英語(参考):
silicone resin,
silicone resins,
silicone modified resin


分類: 塗料用語 > c)塗膜形成要素及びその性質

番号: 2026

用語: 水溶性ゴム

定義:
植物に起源をもつ、水中で粘度の高いコロイド溶液を与える重合物。
備考:
”ゴム”という言葉は伝統的に化石樹脂にも、また、水に不溶なそれ以外の天然産物にも使われてきたが、反対が強い。

対応英語(参考):
gum,
water-soluble


分類: 塗料用語 > c)塗膜形成要素及びその性質

番号: 2027

用語: 水溶性樹脂

定義:
分子内に親水基を多くもつ樹脂状化合物及び塩基性中和物の重合体で水に溶解するもの。
天然樹脂と合成樹脂とがある。
硬化性の合成樹脂は、水性塗料の塗膜形成要素として使われる。
縮合、重合などで親水基が失われて高分子化すれば硬化して水不溶性になる。

対応英語(参考):
water-soluble resins


分類: 塗料用語 > c)塗膜形成要素及びその性質

番号: 2028

用語: スタンド油

定義:
乾性油
(※1)を加熱重合して作った粘度の高い油。
主に、油ワニスの塗膜形成要素として用いる。
原料油は、主にあまに油で、きり油などを混ぜることがある。

対応英語(参考):


(※1)
乾性油とは、薄膜にし空気中に置くと、酸素を吸収して酸化し、これに伴って重合が起こって固化し、塗膜を形成する脂肪油のことです。
一般に、よう素価130以上のもので、あまに油、シナきり油などがあります。