耐熱,ウレタン,樹脂,断熱,船底,水性など塗装塗料の種類,ペイント,塗膜,プライマー,乾燥方法等

 

つや消し剤/添加剤



塗料用語において、”f)塗料補助剤、塗装補助剤及びそれらの性質”に分類されている用語のうち、『つや消し剤』、『添加剤』のJIS規格における定義その他について。

塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”f)塗料補助剤、塗装補助剤及びそれらの性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『つや消し剤』、『添加剤』などの用語が定義されています。

塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 f)塗料補助剤、塗装補助剤及びそれらの性質 】


分類: 塗料用語 > f)塗料補助剤、塗装補助剤及びそれらの性質

番号: 2617

用語: つや消し剤

定義:
塗膜のつや
(※1)を減少させるために塗料に加える材料。

対応英語(参考):
flatting agent


分類: 塗料用語 > f)塗料補助剤、塗装補助剤及びそれらの性質

番号: 2618

用語: 添加剤

定義:
塗料に少量添加して、その性質の一つ若しくはそれ以上を改善又は変性する物質。

対応英語(参考):
additive


(※1)
つや(ツヤ、艶)とは、物体の表面から受ける正反射光成分の多少によって起こる感覚の属性のことです。
一般に、正反射光成分が多いときに、つやが多いといいます。
塗膜では、光沢度計を用いて、入射角・反射角を45度・45度、60度・60度などとして鏡面光沢度を測定して、つやの大小の目安とします。
塗膜のつやを表す用語には、つやの程度によって、次のようなものがある。
・高光沢(high gloss):光沢が高い状態。
・つやあり(glossy):塗膜のつやがある状態。
・エッグシェル(卵殻)光沢(eggshell gloss):卵の殻の表面のような半つやに近い状態。
・つやなし(つや消し)(flat,matt):塗膜のつやがない状態。
・しゅす(繻)つや(satin gloss):絹のようなつや。