エフロレセンス/遠心除滴/火炎清浄,フレームクリーニング
塗料用語において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている用語のうち、『エフロレセンス』、『遠心除滴』、『火炎清浄,フレームクリーニング』のJIS規格における定義その他について。
塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器”に分類されている塗料用語には、以下の、『エフロレセンス』、『遠心除滴』、『火炎清浄,フレームクリーニング』などの用語が定義されています。
塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器 】
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3007
用語: エフロレセンス
定義:
コンクリート面などが白く粉を吹いたようになる現象。
白華ともいう。
この白い粉がコンクリート面に塗った塗膜の表面にまで噴き出すと、美観を損ねるので、塗装前にシーラー(※1)を塗ってこれを防ぐ必要がある。
また、結晶性化合物が大気にさらされて、結晶水を失い粉末状になることをいう。
風化、風解ともいう。
対応英語(参考):
efflorescence
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3008
用語: 遠心除滴
定義:
浸し塗りのとき、物体を塗料に浸して引き上げた後、振り回して遠心力で余分の塗料を除き取る操作。
対応英語(参考):
centrifugal detearing,
whirling
分類: 塗料用語 > g)塗料の塗り方、塗装の素地、素地調整及びそれらの材料並びに機器
番号: 3009
用語: 火炎清浄,フレームクリーニング
定義:
金属の表面に高温の還元炎を吹き付け、ミルスケール、さびなどを浮き上がらせた後、できるだけ手作業又は機械的清浄操作によって、表面を清浄にする方法。
JIS Z 0103 参照。
対応英語(参考):
flame cleaning
(※1)
シーラーとは、素地の多孔性による塗料の過度の吸収や素地からの浸出物による塗膜の劣化などの悪影響が、上層の塗膜に及ぶのを防ぐために用いる素地塗り用の塗料のことです。
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