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混合アニリン点/脂肪族炭化水素系溶剤



塗料用語において、”e)溶剤及びその性質”に分類されている用語のうち、『混合アニリン点』、『脂肪族炭化水素系溶剤』のJIS規格における定義その他について。

塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”e)溶剤及びその性質”に分類されている塗料用語には、以下の、『混合アニリン点』、『脂肪族炭化水素系溶剤』などの用語が定義されています。

塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 e)溶剤及びその性質 】


分類: 塗料用語 > e)溶剤及びその性質

番号: 2407

用語: 混合アニリン点

定義:
炭化水素系溶剤の溶解性を表す数値の一種。
体積でアニリン2、試料1、n-ヘプタン1の割合で混合して冷やしたとき、互いに溶解し合えなくなって濁りが見え始めたときの温度で表す。
JIS K 2256
(※1) 参照。

対応英語(参考):
mixed aniline point


分類: 塗料用語 > e)溶剤及びその性質

番号: 2408

用語: 脂肪族炭化水素系溶剤

定義:
溶剤として用いる脂肪族炭化水素の総称。
ミネラルスピリット、灯油など。

対応英語(参考):
aliphatic hydrocarbons (solvent)


(※1)
JIS K 2256 は、以下のJIS規格になります。

JIS K 2256
石油製品−アニリン点及び混合アニリン点試験方法

この規格では、石油製品のアニリン点及び混合アニリン点を測定する方法について規定されています。
なお、アニリン点とは、等容量のアニリンと試料とが均一な溶液として存在する最低温度(アニリンと試料とが完全に溶け合っている状態から、温度を下げて両者が分離して濁りを生じる温度)のことです。