耐熱,ウレタン,樹脂,断熱,船底,水性など塗装塗料の種類,ペイント,塗膜,プライマー,乾燥方法等

 

加熱乾燥/乾燥



塗料用語において、”h)塗料の乾燥及び乾燥用の機器”に分類されている用語のうち、『加熱乾燥』、『乾燥』のJIS規格における定義その他について。

塗料・塗膜・顔料・溶剤などの種類や性質、塗装の塗り方、素地調整、乾燥方法など、塗料工業において用いられる主な用語として、塗料用語(JIS K 5500)において、”h)塗料の乾燥及び乾燥用の機器”に分類されている塗料用語には、以下の、『加熱乾燥』、『乾燥』などの用語が定義されています。

塗料用語(JIS K 5500)
⇒【 h)塗料の乾燥及び乾燥用の機器 】


分類: 塗料用語 > h)塗料の乾燥及び乾燥用の機器

番号: 3201

用語: 加熱乾燥

定義:
塗り付けた塗料の層をあらかじめ設定された最低温度で加熱して、バインダーの架橋(分子量を増大)を起こさせて硬化させる工程。
加熱は暖めた空気の対流、赤外線の照射などによる。
加熱して乾燥させて得た塗膜は一般に硬い。
通常は、66℃(150°F)以上の温度で乾燥する場合をいう。
備考:
一般に加熱乾燥の温度範囲と時間は、塗料ごとに規定されている。

対応英語(参考):
stoving,
baking


分類: 塗料用語 > h)塗料の乾燥及び乾燥用の機器

番号: 3202

用語: 乾燥

定義:
塗付した塗料の薄層が、液体から固体に変化する過程の総称。
塗料の乾燥機構には、溶剤の揮発、蒸発、塗膜形成要素の酸化、重合、縮合などがあり、乾燥の条件には、自然乾燥、強制乾燥、加熱乾燥などがある。
また、乾燥の状態には、指触乾燥
(※1)、半硬化乾燥、硬化乾燥などがある。

対応英語(参考):
drying


(※1)
指触乾燥とは、塗料の乾燥状態の一つで、塗った面の中央に触れてみて、試料で指先が汚れない状態になったときをいいます。
以下のJIS規格に説明があります。

JIS K 5600-1-1
塗料一般試験方法−第1部:通則−第1節:試験一般(条件及び方法)